「もういい加減やめてください、この恥ずかしさに耐えられない…。」


そう言って私が持っていたおぼんで顔を隠すと後ろからぎゅっと抱きしめられた


「まぁいいじゃん。たまにはね!!それに今全部言っとけば鈴音も俺たちの部屋あさらなくなるだろ?」


和樹さんはのんきにそう言って笑っていた



「ねぇ、いつもこうなの?この2人…。」


「基本こんな感じか言い合いながらじゃれてますね。」


「ご苦労様です。」


「あ、でもやっぱり私のこととなると親らしくなりますよ?」


「え、例えば?」


「習い事したいって言ったら2人ともが調べてよさそうなところへ一緒に行ってみたり、学校行事の時とかは2人で来たり。」


「つまりそれは親ばか?」


「そうですね!!」


鈴音の発言に今も2人で話している私たちを見て「あぁ~。」と頷いていた



「お母さんもお父さんもなんだかんだ言ってお互いが好きなんですね(笑)」


「まああの2人は特別な絆があるからね。」


「絆?」


「この話は鈴音ちゃんがもっとおっきくなったら教えてあげるよ!!」


「こらそこ鈴音に余計なこと教えない!!」


和樹さんはそう言ってまた小林君と聡太君とじゃれだした


「おじゃましま~す!!」


「あ、弘樹君と茜ちゃんも来た!!」


私たちの年代組より少し遅れて年下組が到着した



そして最後の日のようにみんなで楽しく盛り上がった





「陽向?」


「なに?」


「俺ら今でも幸せだな。」


「そうだね、これからも幸せだよきっと。」









私たちはみんなが騒いでいる中そっと寄り添い手をつないで笑いあった






















~おまけ・終~