4月になり私たちは大学へと進んだ


幸奈と聡太君が一緒でとても楽しい学校生活になる気がした



先生は新しい学校で理科を教えるのだけれど、もしかしたら部活の顧問を任されるかもと言っていた



私は大学に行きながらパーティーに来ていたカメラマンさんの専属モデルとしてアルバイトすることになった



私の将来の夢はまだ見つけられてないけど、

おばあちゃんみたいに誰かの支えになれることをしたいと思った



もちろん専属モデルといってもスタイルがいいわけじゃないし、特別可愛いわけでもない




だけどカメラマンさんが言うには普通だからこそのよさがあるらしい




これから先、どんなことがあるかはわからないけれどきっとまた私のまわりの人たちが必死になって支えてくれるのだろう



もちろん他のだれかがそうなれば私も必死に支えるだろう




たった1年の間に私は本当の友達と巡り合え、本当の絆を知った



いろいろな人と出会い、


とても愛おしい人と出会った





これもあのたった1年間の出来事で人生の中ではほんの少しの時間なのかもしれないけれどきっと忘れない1年になるのだと思う







あ、そうそう。
あれから聡太君と幸奈は付き合うことになりました!!


どうやら幸奈の柔らかい雰囲気が落ち着くようで聡太君から告白して幸奈も少し気になっていたようなのでOKしたとか♪






「おい!!陽向~おいてくぞ!!」



「あ、待って!!」



私がボーっと考えている間に2人はいつの間にかだいぶ先のほうに行っていた





「おいてくなんてひどくないですか?」


「陽向ちゃんすっごいボーっとしてたね(笑)」


「聡太君のせいで幸奈がちょっと冷たくなった~。」


「違うだろ…。」



私たちはきっとこれからも大丈夫。




あの長い日々を共に乗り越えたのだから………