パーティー当日



学校に着くと綺麗にドレスアップした人たちが校舎や会場を歩いていた



「陽向!!そのドレス似合うね~♪」


「ありがとう。聡太君が選んでくれたの。」


「聡太君見る目あるね~!!」


美咲は私の隣に立っている聡太君をつつきながら褒めていた



「陽向先輩~!!」


「あ、茜ちゃんと弘樹君だ!!」


「みなさん似合ってますね!!」


「ありがとう♪」


どうやら聡太君はうまく馴染んでいるのか誰も気にしてる人がおらずなんとか入れそうだった



「あ~、聡太!!やっぱかっこいい~!!」


そう声がして振り返ると小林君が走ってこっちへ来ていて後ろから内田君が歩きながら手を振っていた



「隼人、ひっつくな!!」


小林君と内田君と聡太君はあれからすごく仲良くなっていた



小林君は仲良く以上になんかなついてるというか…


聡太君のかっこよさに憧れているようだ



「スーツ姿もさらに男前でいいよな~♪」



小林君は聡太君を眺めながら深くうなずいていた



「おい、聡太が嫌がってるぞ!!」


内田君が小林君を引きはがすと聡太君はスーツを整えた



「でも聡太君ほんと似合ってるね♪」


「まぁ、陽向も一緒に選んでくれたし…。」


「私何にもしてなかったよ?聡太君が選んだの見ていいねって言っただけだし(笑)」


「ってか、一緒に買い物行ったわけ?」


私たちの会話を聞いて弘樹君が少し不機嫌になった



「悪いな。」


聡太君がそう言っても嫌味に聞こえず弘樹君も黙ってしまった