動物園へ行く日にちも決まり今日がその日となった




「陽向、おはよ♪」



美咲はオシャレにキメて家へ来た



「美咲、張り切ってるね~(笑)」



「陽向はそれで行くつもり?」



「……はい。」



「ダメ!!この前一緒に買った服があるでしょ、あれにするの!!」



「え、でもあれは恥ずかしいけ嫌なんだけど…」



「言い訳しない!!せっかく選んであげたんだから着ろ!!」



「……はい。」



美咲の勢いに負けて私は結局着替える事になり、ついでに美咲にばっちりとメイクされた



「………やっぱり着替えちゃダメ?」



「ダーメ!!」



待ち合わせ場所でガラスに写った自分をみてさらに恥ずかしくなった



「おーい!!陽向、美咲ちゃん」


遠くから走ってくる小林君と歩いてくる内田君が見えた



「陽向、なんでこっち向かんのん?」



「え、だって……」



「陽向?」



私は2人の呼びかけに観念して振り向いた



「え、陽向別人みたい!!」


「確かに……」


「あ~、やっぱ恥ずかしい!!」



2人が驚いていて私が手で顔を隠すと美咲が私の手をどけた



「こら、うちの自信作を隠すな!!(笑)」


「え、これ美咲ちゃんがしたん?」


「そうよ♪最初はなんか普通な格好しとったけぇ(笑)」


「ナイス!!」


小林君は美咲に向かって親指を立てて突き出していた