~和樹~
最初は夏川が心配でたまらなかった
でも夏川は俺が思ってる以上に強い子だった
今ではもうクラスの人とも仲良くなっていてよく笑っている
俺はまだ前に進めてないのに
やっぱり春菜と似てるな
俺をおいてどこか遠くへ行ってしまう
もう俺にはあの笑顔向けてくれないのか?
----コンコン
「はい。」
「田村です。入ってもいいですか?」
「あぁ。」
「先生またその窓から見てたんですか?」
「いいだろ、別に。」
「うちだったら先生のそばから離れんし、見つかるようなへまはしないけどな。」
「何が言いたい?」
「陽向なんか忘れてよ。」
「それは難しいな。」
「なんでよ。」
「俺は惚れにくいからな。」
「だからうちがっ!!」
「生徒はもうこりごりだ。」
そういうと田村は黙った
「わかったならもう教室に戻れ。」
「先生変わったよね。前はあんなに優しかったのに。」
「こっちがほんとの俺。夏川が気づかせてくれたんだ。」
「また陽向。もういい。」
そういうと田村は走って出て行った


