「ていうかぶつかってみたいよ・・・」

内心ぶつかっちゃったら嬉しい☆
みたいな事を思っている私を呪いたいね。

「ていうか時間・・・げっ」

ヤッベ、もうすぐ校門しまっちゃう。

私は大急ぎで走って行った。



ゴフッ



「!?」

痛っ、マジで人にぶつかってしまったわ。

「すいませんっ!!」

あーあー、カバンの中身が散らばっちゃったじゃんか。
時間ないのに本当、なんでぶつかるかなぁー。

「あ、大丈夫ですか―――――あぁ、梓ちゃん?」

「・・・へ」

「おはようっ」

お、お、おはようござーまーすっ!!!(違うでしょ)

「蓮くん!?」

「うん、蓮くんです」

・・・少女漫画でたー。

蓮くんは地面にしゃがんで私の教科書を集めてくれた。
手際が良い。

「・・・」

私はその場に立っていて、蓮の髪の毛が揺れているのをじっと見ていた。
キレーに整っている。

「・・・梓ちゃん?」

私の方を見ている蓮くん。
わー、顔まで美形に・・・

「わーっ!?!?ゴメンッ!!!///」

私はすぐさましゃがんで蓮くんを手伝った。
なに自分だけ楽してんだよっ///

しかも最後とか、蓮くん美形とか・・・きゃあああ!!!//(ウザい)

なにを考えてるんだっ!!!

「そういえば昨日は凄い雨だったねー」

「ね、ねー!!」

「でも今日はこんなに良い天気だね」

「だよねー!!!もうマジびっくりって感じ?!(どんな感じだ)」

私は急いでカバンに物達を適当に入れた。
れ、蓮くんといると自然に鼓動がっ!!

ち、近くにいれないっ!