朝早く起きて、朝風呂入って。

「ねむっ・・・」

部屋に戻って、クローゼット開けて。

「飛鳥ー、私のリボンー」

髪整えて、階段さがって。

「お母さんご飯」

急いで食べて、時間を見て。

「お弁当はー?」

弁当持って、カバンに入れて。

「行ってきまーす」


 小指心
  副作用


『お試し』、早くも四日目。
昨日は学校に行かなかった(ていうか行けるかよ)。

てか、あの豪雨とは打って変わってカラッカラに晴れている。
凄いぜ自然。

「ねみー・・・」

そんな中、未だに睡魔消えず。

「・・・」

なんか、お試しとか言ってるけど。
私達ってまだカップルらしい事、

「まだ一つもしてないじゃん・・・」

全然意味ないよね。

進展なしでもう四日到達って・・・
悲しい、悲しいっつか虚しい。

「しょっぱなからケンカだもん」

これ、かなり致命傷だよね。
これで一週間付き合えとか言う方が無理だよね。

「・・・」

あー。
こんないい天気なの無性に凹んできたわ・・・

「っ」

私は空を見上げた、太陽がまぶしい。
なんか、面倒くさいことになってるなー。

『これって私が原因なのかな?』

そうだったら、かなり嫌なんですけど(なんだかこの頃自己嫌悪な梓ちゃん)。

こういう時にかぎって、少女漫画だと蓮くんが目の前にぶつかるとか。
うゎ、いい天気が(いやにキモい自分の妄想のせいで)台無し。