「紗都……?何が言いたいのかわかんないんだけど…?」 声が震えた。 紗都は立ち上がると自分の鞄を肩に掛けた。 「ブッブー!あたしが助けてあげられるのはここまで。 その先はマコが自分で考えて?」 はいぃ!? そんなの全ッ然わかんないよっ!! 「ま、とにかく今日は何も考えず寝なっ!」 そんなの無理だからっ!! 「えっ!?ちょっと待ってよぉ!!」 引き止めるあたしを無視して紗都は階段を下りて靴を履いた。