「ごめん……もう少しだけ…
こうさせて…?」



「………うん」



て言ったけど


あたしの心臓壊れないかな?



こんなにキツく抱きしめられたら
鼓動が伝わっちゃうよ…!!



あたしは一ノ瀬君の腕の中でギュッと目を閉じた。



一ノ瀬君の温もりは

いい匂いで

あったかくて

優しくて




安心できた。