SUMMER TIME LOVE


更衣室ではもうみんなが着替え終わり、髪を結ったり談笑していた。



急がなきゃ…



紗都と一緒に制服から体操着に着替えているとクスクスと笑っている声が聞こえた。



声がする方を見ると、岡崎さんと岡崎さんの友達が耳打ちしながらこっちを見て笑っていた。



「何アレ。感じ悪ッ!!」



紗都もそれに気付き、岡崎さん達に聞こえるように言った。



正直、なるべく関わりたくない人達。


挑発して状況が悪化しない為にも早くここから出た方がいい。


「紗都、体育館行こ」



あたしは岡崎さん達と睨み合っている紗都の腕を掴んで更衣室を出た。