「おはよ、真琴」 “真琴” 名前で呼び捨てなんてしないで。 優しく囁かないで。 心臓が壊れそう。 「お…おはよ…」 やっとの事で絞り出した声は小さくて睫を伏せた。 そんなあたしを一ノ瀬君の後ろで岡崎さんは思いっきり睨んでいた。 う~ん… マズいよね… 多分……