こんな所に連れて来て一体何のつもりなのだろう。


もしかして…!!


昨日の仕返しとか!?

てめぇ、昨日はよくも…とか言いながらボコボコにされる!?

いや…それとも…

身体で返せとか言って変な事されるとか!?



やだ!!やだ!!



絶対無理っ!!



「い…一ノ瀬くん…」



あたしは恐る恐る彼を呼んだ。


すると一ノ瀬君はパッと手を離し、あたしの顔の横の壁に両手をついてあたしを閉じ込めた。



ひぇえぇ!



ヤバい!!



ヤられる!!



何をヤられるのかわからなかったけど、とりあえず覚悟をしたあたしはギュッと目を瞑った。