SUMMER TIME LOVE


「だから今日言おうと思った。でもお前がオレがガキだみたいな事言うから…イジメたくなった…ごめんな…真琴…」



こうちゃんは俯くあたしの髪を耳にかけ、そのままそっと頬に触れた。



「真琴が好きだ。昔からずっと、真琴が好きだよ」



「うっ…うっ…こうちゃん…!!」


あたしはこうちゃんに抱きついた。


こうちゃんはぎゅっと大きく優しくあたしを抱きしめてくれた。


「あたしもこうちゃんが大好きっ!」


「真琴…」



こうちゃんはあたしをそっと離して見つめ、柔らかく微笑んだ後ゆっくり顔を近づけてきた。