あたしはこうちゃんの肩に頭をくっつけた。 「ねぇ…こうちゃん」 「ん?」 「夏の間ずっとここで待っててくれたの?」 「……うん」 「本当に!?」 「や…さすがに毎日じゃないけど」 「嬉しい…」 「指定日もなかったしな。結構キツかったぜ?お前忘れてたし」 「………」 「ま、期待はしてなかったから」 「………」 ヤバい。 また涙が…。