着いたのは太陽の丘展望台。



『すげぇよな!ここ!!』



展望台からはあたし達の住む街全体が見渡せる。



『うん!!きれいだね!』



晴れた夏の日の青空と街全体が一つの絵を見てるみたいだった。



『おれさ、ここ忘れないよ!ここで、まことと遊んだこととかも!!』


『うん!!』


『まことのことも忘れない!!』

『ほんと?絶対?』


『うん!!絶対!!』


『まこともこうちゃんのこと忘れない!!』



あたし達は手を繋いだまま話した。