SUMMER TIME LOVE


「はっ?」



「一ノ瀬君て“少年”って感じなの。あたし、一ノ瀬君といると小さい頃の事をよく思い出すんだぁ」



「ふーん…」



すると急に一ノ瀬君の顔が曇った。







あたし変な事言っちゃったかな…



「はぁ…」



大きな溜め息を吐いた後、一ノ瀬君は呆れた顔であたしを見た。



えぇ!?



怒ってる!?!



「本当、イジメたくなる…」



「え?」



小さく呟く様に言ったから良く聞こえなかったあたしは聞き返す。