「オレ…」



嫌だよ



その先は


聞きたくないよ




閉じた目を更にギュッと閉じた時、先生が来てHRが始まった。


覚悟して来たけど
やっぱり“ごめん”の先は聞きたくなくて、
あたしはホッとした。




初めての恋で初めての失恋。




目に溜まっていた涙が頬を伝うから
窓に顔を向けた。