わたしとあなたのありのまま



 ヒソヒソと密談していると、背後から声をかけられた。

「綾子、行こうよ。
 あの端っこの茶髪の子、ドストライク!」

 あまり社交的ではない綾子が、意外にも仲良くしている、天然美少女、『なる』ちゃん。

 茶髪と聞いて、てるやくんのことかと思ったけれど、違った。

 長めの……
 あれは無造作ヘアーっていうんでしょうか?
 確かに格好良い。


「でもなる、彼氏いるじゃん」

「シャラップ!
 その辺は、内緒にしといて」

 なるちゃんは綾子の口を塞いで、えへ、と笑った。

 きらりん。
 なるちゃんの笑顔は、可愛くて眩しい。