わたしとあなたのありのまま



 いやいや、全敗ですけども。
 君、たった今、玉砕したばかりですけども。


「秋山、お前も大変だなぁ、
 ガキの子守。
 ま、お前が自ら選んだ道だ、
 甘んじて受け入れろ」

 同情たっぷりにそう言って、山田は背を向けるとその場を離れた。


「ごめん、綾子。
 ちゃんと断るから」

 小声で綾子に謝った。

「なんで、ほのかが謝んの?
 てか、いいの? 
 ほのか、行かなくて」

「うん、今日ほんとにバイト入ってて、無理だからさ」