わたしとあなたのありのまま



 田所はようやく行為を中断して身体を起こし、恨めしそうに私を見た。

「俺はなぁ、ちょっとでもお前が痛くないように……」

「『痛くないように』とか、意味わかんない。
 そんなことされるぐらいなら、痛いほうがマシ!
 絶対ヤダ、嫌だよー」

 狂ったように顔を左右にブンブン振って、泣きながら訴えた。


 田所は肩を落としてフウと軽く息を吐き、私の脚の間に自分の下半身を割り入らせる。
 そうして再び、私の上に覆いかぶさった。


「ごめん、ほのか」

 また田所が謝った。

 股間にツンと、硬いような柔らかいようなものが触れた。
 いよいよかと、覚悟を決めて瞼を伏せると、それはギュウギュウと押し付けられた。

 けれど、ちっとも痛くない。

 不思議に思って目を開けるとすぐ目の前に、田所の困り果てたような顔があった。