「鍵は貰ったし、私は…黒桜寮か…。」 くよくよしててもアレだし、前向きに頑張らないとっ…!! 私は校舎を出ると、保管所に行って鍵を貰い、2つあるうちの1つの『黒桜寮』に向かっていた。 さすがに部屋は男子と一緒じゃないよね…! 「白桜寮は東だから黒桜寮は西か…。 きゃっ!?」 私がキョロキョロと周りを見回していると、男の子にぶつかってしまった。 私は慌てて彼に頭を下げて謝った。 「あっ、ごめんなさい!!」