幼なじみ

「あたし…。」

「もういいから。
 俺がついてるから。」



悠仁は優しく
抱き締めてくれた。



「悠仁。」

「ん?」

「髪の色…戻す?」

「え、あ…そうだな。」



気になってたこと。



金髪…よくないよね?



先生の印象も悪くなるし。



「結衣のせいだかんな。」

「…分かってます。」

「冗談♪
 戻すか。」

「ほんと!?」

「おぅ。」



良かった。



「結衣がそれを
 望んでるならな?」

「戻して…ほしい。」

「おっしゃ。」



あたしの大好きな元の
悠仁に戻ってほしい。



でもね?



「悠仁。」

「ん?」

「金髪の悠仁も好きだよ。」

「なっ////」