恋するマッシュルーム


バタンとドアを開けると、優雅にコーヒーなんぞを飲んでいるコーヘー。



『遅せぇぞブサイク。』



テメー!!!
毎回毎回最後にブサイクを付けなきゃ喋れんのかキノコが!



「黙れキノコ。」



本当に失礼なキノコだ。



『コロスぞブス。』



ギャっ!
キノコが毒吐いた!



「黙れ毒キノコ。」



もしたかしたら、今の私は怖いもの知らずなのかもしれない。


思えばコーヘーとの久しぶりの罵り合いに、口が止まらなくなっていた。


こうしてコーヘーと絡むのも三ヶ月ぶりぐらいだし。