『見たくないとは言ってねぇだろ、ただ見せたくないだけだ。』
はぁ?
見せたくないって…
「誰に…?」
私の水着姿をわざわざ見たいなんて思う勇気のあるヤツはそうそう居ないと思う。
心底そう思うのに、
『その辺にいる他のヤツには見せたくねぇんだよ。』
って言って、コーヘーはほんの少しだけ照れたように顔を逸らした。
コココ、コーヘーが照れるだなんて!!!
これから嵐でも来るんじゃないかと思う程にビックリだ!!
私の傷つきやすい乙女心なんてちっとも理解しない、あの傍若無人コーヘーが、照れて私から視線を逸らすだなんて!



