思い出は消えない

「まぁ、ずっと行ってねーから、どうなってんのか知んねーけど。」

「ねぇ!萩夜の体調がいい時に、一緒に学校行こうよ!先生に許可とってさ!」

「いいよ…。そこまでして、行きたいとも思ってねーし。しかも、こんな格好じゃあ…。」

この時、萩夜は

寂しそうな顔をして

外を眺めてたよね。

私はそれを見逃さなかった。