思い出は消えない

私は萩夜の頭を撫で、

ふと時計を見た。

ちょうど、夜の12時を

まわったところだった。

(…萩夜。頑張ったね。1日長く生きたね。)

「真嬉のほうこそ、ありがと。……頑張ったね。」

私がそう言うと

萩夜はニコッと笑って

小さく頷いた。





ピーーーーー………





「……萩夜。…本当にありがと。」