「真嬉ちゃん。ちょっと。」
私は看護婦さんに呼ばれて
話をしに行った。
「萩夜くん…ね、もう、もたない…かも。」
「………え。」
「…宇宙の本、見せてあげて。萩夜くん、私にすっごく嬉しそうに話してたから。」
「……わかりました。」
(萩夜がいなくなるなんてありえない…。)
私はこの時、
まだそう思っていた。
私は看護婦さんに呼ばれて
話をしに行った。
「萩夜くん…ね、もう、もたない…かも。」
「………え。」
「…宇宙の本、見せてあげて。萩夜くん、私にすっごく嬉しそうに話してたから。」
「……わかりました。」
(萩夜がいなくなるなんてありえない…。)
私はこの時、
まだそう思っていた。

