思い出は消えない

10時37分。

萩夜の容態が急変した。

「………んっっ!」

私はうたた寝していて

萩夜の声で目が覚めた。

「…萩夜。……萩夜!!萩夜!」

「…はぁ、はぁ……はぁ。」

「今先生呼ぶからね!」

私はすぐ先生を呼んだ。