思い出は消えない

「沢斗…。なんで萩夜のこと、ちゃんと見ててくれなかったの?」

「……え…。」

「沢斗、萩夜の隣に座ってたよね?あんな発作おきる前だったら、息が荒くなってたはず。なんで気づかなかったの?」

「……ごめん。」

「沢斗がちゃんと気づいてれば、萩夜はあんな発作起こさなくて済んだのに!沢斗のバカ!」

パチンッ!

私は思わず、

沢斗を叩いてしてしまった。

「…本当…ごめん。」

沢斗は頭を90度以上下げて

私に謝った。