「キャァーーー!!俊くぅ~~ん!!こっちむいてぇ~~!!」

今日も女子がざわめく。まぁ…あたしは意外とそーいうのは言わなかったりして。

だって…恥かしいじゃん…。

愛歌もおんなじ。こうやって見てるだけで充分!!

「あ~あ…こんなに好きだけど、告白したって…きっと無理だろうなぁ…。」

え…?愛歌…コクんの?!
 
「愛歌…?告白すんの?」
「うん。だって、バレンタイン…近いしさ?きっと、たっくさんのチョコもらって、あたしのなんかその中の一つだからさ。無理だろーけど。」

へぇ~…。愛歌も結構、考えてるんだなぁ…。

「よし!決めた!あたしも裕人に渡すよ!」
「え?友香?本当に?」
「うん!だって…愛歌も渡すのに。あたしも渡さないなんて、なんか嫌じゃん?」

そうだ!うん。親友だしね。

「ありがとう!友香っ!!」
「なんのなんの。じゃー、帰りにチョコ見に行きますか。」
「お。早速ですね?」
「うん!時間…ないしね!!明後日だもん!!」

ピピーー!!!

「あ。終わっちゃったぁ~…。」

いつの間にかだなぁ…。

「友香!ちょーど終わったし。早く行こう!!」
「うん!!」

ここで…スーパーに行ったのが…あたしたちにとって間違いだったのか…。
それとも、行ったほうがよかったのか…。

あたしたちは、知ることになるんだ。