「さとる…」


「ごめん、あたし、塾なんだ、今日。
星名もあたしはだいじょうぶだよ?
て言うか、あたしに恋なんて向いてないんだよ。
岩田先パイもごめんね。
あたし、帰るわ。
北斗先パイと星名、
それから
しとこうさんとちい。
幸せになってね。
言わなくてもわかるよ。あたし、頭も運動神経も悪いけど
カンだけはいいんだから。
じゃあね。」


「え、っちょ...岩田さん…」


「知龍くん!」


「待って!!俺、ホントは…」


「知龍、お前、バカ?」


「そりゃ、しとこうよりはバカだよ。」


「そんな思考回路だからいつまでたっても
俺との5点の差縮まんねーんだよ!」


「近くがダメならココから叫ぶ。」


「「「「…(は?)」」」」


「岩田さんが、大好きでした。」