「でね、戻るけど...
さとるはあれ以来
『恋』とか『大好き』とかわかんなくて...
恋愛恐怖症だった…
でも、
萌衣ちゃんが変えた。」


「だったら付き合えば...」


「そういうわけには行かないんだ。」


「え?」


「あいつはね、
いつも笑ってて、誰にも泣き顔を見せない。」


「そういえば、そうですね」


「でも、心の中は不安ばっかり。」


「だったら...」


「相談すればいい?出来ないから困ってんじゃん?
あいつはね
ズバっ!!!っていえる子じゃなきゃダメ。
萌衣ちゃんは...」


「いえないですね...」


「でしょ?だから...」


「え...」


~♪~♪
「ごめん、出るよ?」


「あ、どうぞ」


「何?」


『お前、急げし!!!』