「筋トレしてたらさ、知香がいない事に気付いて‥‥
アイルに聞いたら『調べ物しに、自分の家に帰った』って言うから、俺も行ったんだ。

そしたら‥‥‥」


「いなかったって訳か‥っ」


「知香の代わりに、こんなものが置いてあったぜ」



輝がポケットから取り出したのは、浄界のシュバルエ家に置いてあった黒い羽。



「‥‥‥‥やられた」


「あぁ、見事にな」



俺は悔いるしかなかった。
何故、傍にいなかったんだろう。

‥‥‥俺は、輝を連れて、下界へ下りた。