「‥ごめんね‥っ
何か‥泣いちゃって‥っ」



アイルくんが私の隣で寝転がった。



「‥アイル‥くん?」


「もう一眠りっ!
僕、まだ寝れるもんっ」



私の手を握りながら、無邪気な笑顔を向けてきた。

アイルくんに握られた右手は、温かくて‥

凄く安心出来た。



「‥そうだね‥
もう少し‥お昼寝しよっか!」



私は体を倒し、ギュッと手を握り返して、アイルくんと共に、意識を手放した。