舞い降りた天使と悪魔


重たい鉄のドアを開け、視線を上げたその先には、会いたかったアイツ等の姿が‥

肌には‥赤い‥傷痕が‥無数に‥
俺の姉貴にはあった。



「‥アンナっ!!」


「‥ハル‥ク‥?」



真っ先に呼んだ姉貴の名前。
何年も会ってなかったのに、お互いに分かり合っていた。

懐かしい気持ちが一気に込み上げて来る。

ふと、アンナの隣にいる男女が目についた。



「‥ノエル‥ジェイド‥」


「ハルク‥っ」


「兄さん」



双子の妹のノエルと二つ下の弟のジェイドは無傷だった。