―魔界― 「魔王!!」 俺は手紙と写真を握り締め、魔王のところへ乗り込んだ。 二級兵に止められたりしたがそんなのに構ってられるほど、俺の怒りは小さなものじゃなかった。 「‥読んだのか」 目の前の高い位置に堂々と座っているこの男。 コイツこそが、俺の怒りの元凶だった。 「あぁ、読ませて貰ったよ‥ んだよ‥この手紙とこの写真‥っ」 「私のやり方だ。 お前が反逆を起こさないようにな」 「‥反逆‥だと?」