「それでもダメです」


「何故」


「だって英理さん、オバサンじゃないですか」


「オバッ………オバサン…そうよね、もう28だもの……15歳からしてみればオバサン……オバサン………」


あれ、なんか予想以上に英理さんがダメージを受けている。


「またフラれた……」


「ええと……」

なんだろうこの罪悪感は。
やはりオバサンは禁句だったか…



「だったら若い女ならいいのか?」


「良いわけないでしょう」

「はあ……」