……


私は唖然とウチを見ていた……



そしたら…




新しい血が、窓についた。


「拓人……?!」



私はウチへ走った。


カーテンの隙間から見えたのは、


刺された拓人の顔。




ショックすぎて私の目は充血。

体が震える。



近所の人が私を見つけてくれた。

「恋羽ちゃ………!!!誰か〜〜〜!!」











〜〜〜〜〜〜〜〜
救急車の中に私はいる。


ずっと拓人と叫ぶ。


「拓人!拓人!拓人!拓人!拓人!拓人!拓人!たく………」

先生が私の前に手をやって、
一言だけ言った。



「4時25分………―・───―ー……」

4時25分。
私は4月25日生まれ。
そんな事を考えてた私。


「藤本拓人さん……亡くなりました……」




私は泣いた。


今までで一番。


一番。


…世界で…一番かもってほど。