高村先輩はお兄ちゃんの友人の一人で、私の高校の先輩。 私はいつも図書室の窓から、サッカーをしている先輩を見て、待つ。 「かっこいいなあ…。」 ポツリ、呟くと、聞き慣れた声が聞こえた。 『――――誰のこと?』