そのまま何も答えずに、一郎を見つめていた。 『なあ…俺これからどうしたらいいと思う?』 一郎は確かにやってはいけないことをしてしまった。 だけど 「そんなこと言ってても、過去は、結局、過去でしかないから…。」 「今からだよ、変わるのは。だから…一郎らしく、歩いてったらいいんじゃない?」 『うん。』 そう言って一郎は、泣いているように見えた。 end