銀色に光る自分の車を走らせ、
先ずは社長の所へ
挨拶へ行く。

前日に入社式は過ぎているので、頼もしい先輩から
通り過ぎざまに声を掛けられたりした。

社長は、歳こそはよくいった物だが、
実際はもう少し若いのでは無いか?
とさえ思える程だった。

それに、相談に乗ってくれそうな
近所のオジサン、
といった感じで
非常に明るい職場だった。

(だから、地域の住民の方々も
よくここを利用するんだな)
と、城山は思っていた。

そう思うと、少しだけ社長室へ赴こうとしている足が、少し
早くなった。