駆ける…キミト共に

飽くまでも、この
柴原と言う検察官は
冷静だった。

「そもそも、今回の事故。
涼子さんに訴訟の
気持ちは

一切ありません。

それは御話しされている時から
分かっていますからね。

ただ、その…言いにくいのですが…

涼子さん達は少なからずとも、
住民から好かれていました」