何と言う事か…
あの時、俺を朝一で予約していたのは…

他でもない、涼子だっただなんて…

しかし、まだまだ疑問があった。
ショックよりも、
そちらに気がある、と言う事が

とても悲しい…

しかし、段々ピースは嵌って行く。

それと並行して、自分への後悔と悔恨の意が
どっと押し寄せて来る。

目線を天井に向けると、明日へのタクシーがエンジンをふかせて進んでいた。

エンジン音は、やはり淋しいままだった。