あれだけ声を荒立ててしまったのだ…
無理も無い。

「それで、あなたが眠ってからね。

僕、邪魔なのかな?
て言ってきてね…
だったら、パパが
安心して仕事が出来る様に
違う所に住みたいって言い出して…」

また、涼子の言葉が絶え絶えになった。

だが、卓は
それ以上に胸を痛めていた。

とてもとても…痛くて…涙が溢れそうだった。