「そっか…そうなんだ…。
ごめんね…卓ちゃん…ごめんね…」

涼子は、悟った様に
謝り始めた。

「ただ、何で…
そんな風にしようとしたんだい?」

と、言うと。

「…御話しさせて頂いて
宜しいですか?」

聞いてきた。

「勿論」

と短く、答えた。

うっすらと、明かりが刺してきた。
それに、本当に気付くのは
一体、いつになるのだろうか…