side路上

翼が居なくなった道路では…


「蒼様が見込んだだけありますね…中々素直な良い娘でしたね」

 翼と別れたおばあさんは後ろにいる蒼に話しかけた

「だろ?」

 と微笑む蒼

「どうぞ…」

おばあさんは翼が書いた署名の紙を渡した

その紙を受けとると微笑みがニヤリと変わり
「楽しみだな…」
意味深な言葉を残した


蒼が持っていた紙には『署名』ではなく…
『契約書』と書かれていた…―