side翼


私は護の腕を引っ張り教室に戻った

今日は午前中のみだったのでクラスには私達4人以外誰も居なかった


「翼…ごめん…僕のせいで巻き込んじゃって…」

『気にしないの!もうなっちゃったんだから!!!』

「でも…」

『スッキリしたでしょ?』
「う…うん」

『だったら結果オーライだよ!』

そう言って親指をたてた
「翼〜!」

ギュッ…
突然実里が抱きついてきた

「やっぱり翼は凄い!!!大好き〜」

『あ…ありがとう』

鼻血もんですよ…これは…

「でも平気なのか?」


『もし仕返しされても成金なんかに負けないし!』

この時は安易に考えていた…
まさか仕返しのせいで私のschool lifeが180度変わってしまうなんて…―