婚約者は俺様なオタク様★




「何でそんなことしなきゃいけないのよ!」



「それは俺が聞きてぇよ」


と言った後にチッと舌打ちをする高田。




もう最悪…


私は、その辺にあったベンチに座った。


もう立つことも疲れた。


うちらの親は本気で何を考えてるんだろ!?




「何、座ってんだよ。行くぞ」


そう言った高田にまた、手を引っ張られて歩き出す。




「どこ行くの!?」


睨みながら言う私。



「地元はヤなんだろ?」