「何でそんなことしなきゃいけないのよ!」 「それは俺が聞きてぇよ」 と言った後にチッと舌打ちをする高田。 もう最悪… 私は、その辺にあったベンチに座った。 もう立つことも疲れた。 うちらの親は本気で何を考えてるんだろ!? 「何、座ってんだよ。行くぞ」 そう言った高田にまた、手を引っ張られて歩き出す。 「どこ行くの!?」 睨みながら言う私。 「地元はヤなんだろ?」