婚約者は俺様なオタク様★





「いや…いらない…」


遠慮がちに言う私に


「だから、食えって!」

ちょっとイラッとしたように言う高田。



何でイライラされなきゃいけないのよ。


「高田が注文したんだから、高田が食べればいいじゃん」


私は正論を言ってるつもり。

いや、言ってるつもりじゃなくて正論だ。



「お前に言われなくてもそうする。だから、お前も食え」


サンドイッチのお皿を差し出されたので、しぶしぶお皿からサンドイッチを取った。


「いっいただきます…」


と言って食べた。