「怒んなって。貧乳なんかに手は出さないから」
と言って更にケラケラ笑う。
コイツ殺す!
ほんと、最低男!
私が高田を睨んでいると
「それより朝飯食ったのか?」
と聞いてきた。
食べてるわけないでしょ。
あんたとデートするのが嫌で家から逃げようとしてたんだから。
「食べて…ない」
とだけ言って嫌みは口に出さなかった私。
「じゃぁ飯だな」
と言った高田は駅の近くにあるお洒落なカフェに私を連れて行った。
つか地元だぜ!?
ここ!
奥の席に向かい合わせに座った高田と私。
「何にする?」
と聞きながら私の方にメニューを向けた高田。
ん?
なんか今一瞬、違和感あったような…?

